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ポンドは軟調。背景としてはドバイ・ワールドの傘下で不動産開発のナヒールが2009年6月末時点で負債総額が約200億ドルになると発表。さらに、投資格付け会社のムーディーズがドバイ関連企業6社の格付けを引き下げるなど、後退したかにみえたドバイへの懸念が再燃したことが要因の一つとして上げられる。
英国の金融機関は、ドバイ絡みの債権を大量に保有していることを明らかにしており、ポンドへの売り圧力は一段と強く、対円は142.02円、対ドルは1.6168ドルまで下落した。
なお、英国の来年度の予算編成方針については、銀行賞与の一部に1回限りの課税を行うほか富裕層に対する増税を示した。また、GDP伸び率見通しについては、2010年が+1.0%〜+1.5%との予想を維持。
しかし、2009年に関しては-4.75%と当初予想の-3.25%〜-3.75%から下方修正した。また、英金融政策委員会においては市場予想通り、政策金利を0.5%に据え置き。資産買取枠を総額2000億ポンドに維持した。
ドバイ関連の債権を保有する英銀への懸念
ドバイ懸念が再燃するなかで、ポンドは神経質な展開が続く見込み。前述したとおり、格付け会社がドバイ企業格付けを引き下げていることなど、懸念材料に事欠かない状況を勘案すれば、ドバイ関連の債権を大量に抱えている英国金融機関への懸念につながりポンドの上値も重そうだ。
また、ギリシャの信用格付けやスペインの格付け見通しの引き下げなど、欧州の信用不安も尾を引きそうで、こうしたこともポンドにとってネガティブに働く。ポンド円は雲の下限(12月10日現在、146.92円)近辺では上値を抑えるか。
また、下値は11月27日安値139.34円を目先の目標としておきたい。ポンド/ドルは雲の下限(12月10日現在、1.6225ドル)を明確に下抜けた場合は、心理的節目1.6000ドルを意識したい。
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